旅行業協会について
1. 旅行業協会とは
旅行業協会とは、旅行業法に規定された協会であり、旅行業の発展のために設けられた団体です。現在、日本旅行業協会(JATA)と全国旅行業協会(ANTA)の2つの協会が指定を受けています。なお、旅行業協会への入会は旅行業者の任意です。
2. 旅行業協会に入会するメリット
旅行業者は、旅行業協会に正会員として入会することで、営業時に必要な保証金を5分の1に減額することができます。営業保証金の5分の1の額の『弁済業務保証金分担金』を旅行業協会に納付することにより、営業保証金供託の義務が免除されます。
【日本旅行業協会(JATA)の正会員が受けることができるサービス内容】
- JATANAVI(VISA情報等や海外旅行基本情報システム)の利用
- ニュースメールや会報誌の送付
- 緊急情報(海外、渡航など)の電子メールまたはファクシミリの送信
- 頒布資料の正会員価格による販売
- 研修・セミナーなどの案内・参加
- 旅行者との旅行取引に係る法務相談・税務等の相談受付
- 更新登録、取引額報告などの申請・提出について事前案内
3. 旅行業協会入会の費用
旅行業協会入会には、入会金・会費が必要となります。
全国旅行業協会(ANTA)は、支部所属が義務付けられているため、本部会費と併せて支部会費を納入が必要です。
(1)日本旅行業協会(JATA)
第1種旅行業 | 第2種旅行業 | 第3種旅行業 | ||
---|---|---|---|---|
本部 | 入会金 | 80万円 | ||
年会費 | 普通会費:35万円 特別会費:1人あたり年額600円 |
(2)全国旅行業協会(ANTA)
第1種旅行業 | 第2種旅行業 | 第3種旅行業 | ||
---|---|---|---|---|
本部 | 入会金 | 150万円 | 65万円 | 55万円 |
年会費 | 6万円 | 4万円 | 3万円 | |
営業所1カ所につき、7000円 | ||||
支部 | 入会金・年会費等 | 所属する支部により異なります。 |
4. 旅行業協会入会手続き
旅行業協会への入会は、入会申請書類を協会へ提出し、協会での審査を受ける必要があります。旅行業新規登録申請時に旅行業協会へ入会する場合は、行政庁への登録申請の前に旅行業協会への入会手続きを行い、『入会確認書』『入会承諾書』の交付を受ける必要があります。
【日本旅行業協会に入会する場合の入会申請書類一覧】
- 入会申込書
- 現況調査票
- 旅行業務取扱管理者選任一覧表
- 選任管理者の合格証(写し)
- 選任管理者の履歴書
- 取締役・監査役の履歴書
- 取締役・監査役の宣誓書
- 会社定款(法人の場合)
- 登記事項証明書(法人の場合)
- 住民票(個人の場合)
- 旅行業務に関わる事業計画
- 緊急事故処理体制の書類
- 営業所一覧
- 代理業者一覧
- 会社案内
※審査の都合上、上記以外の書類の提出が求められる場合があります。
旅行業登録手続きと協会手続きをセットでお手伝い致します
旅行業 登録.com運営者の行政書士法人A.I.ファーストでは、新規登録から旅行業協会(JATA)(ANTA)への入会手続き、毎年の報告・各種変更手続き等の登録の維持までを専門に取り扱っております。
まずはお気軽にご相談ください。